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小松左京『虚無回廊』

「私はもう、これまでの一切の絆を断って、完全な『孤独』になる。体験を分かち合うものもいないし、新しい知見を伝えるべき相手もいない…これから先、私の見るもの出会うもの、体験する事柄の一切は、ただ私だけのものになる…この孤独状態は、通常人にはどうかわからないが、私には耐えられる」