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季語・慣用句

多生の縁

この世に生まれ出るまで、何度も生死を繰り返している間に結ばれた因縁。前世で結ばれた縁。「袖振り合うも―」。「他生の縁」とも書く。

 

頑是無い

1 まだ幼くて物の道理がよくわからないさま。「―・い子供でもこのくらいのことはわかる」

2 あどけないさま。無邪気だ。「まだ―・い顔をしている」

[派生]がんぜなげ[形動]がんぜなさ[名]

 

一刻者

いっこく‐もの 【一刻者/一国者】頑固で自分を曲げない人。一徹者。

 

八十八夜

雑節の一。立春から88日目で、5月2日ごろにあたる。このころから農家は種まき・茶摘み・養蚕などに忙しい時期となる。《季 春》「霜なくて曇る―かな/子規」

 

羹に懲りて膾を吹く(あつものにこりてなますをふく)

《「楚辞」9章から》熱い吸い物を飲んでやけどをしたのにこりて、冷たいなますも吹いてさますという意。前の失敗にこりて必要以上の用心をすることのたとえ。「熱い物に懲りて膾を吹く」ではない。

 

◆ 夜郎自大(やろうじだい)

[名・形動]《「史記」西南夷伝にみえる話で、昔、夜郎が漢の強大さを知らずに自分の勢力を誇ったところから》自分の力量を知らずにいばること。また、そのさま。夜郎大。「―な振る舞い」。「野郎自大」と書くのは誤り。